「アルバイト」は独語(Arbeit)からの外来語です。
一般的には、期間に定めのある契約に基づいて雇用される従業員を指す俗称です。
日常会話では「バイト」と略して呼ばれることが多いですね。
多くの場合は正社員と比較して勤務する時間は短く、また賃金も安い傾向にあります。
アルバイトという言葉は、明治時代に学生の間で使われていた隠語で、これが一般に普及して現在でも使用されるようになりました。
非正規雇用の一形態ですが、由来となったドイツ語の「Arbeit」の意味は「労働」です。
英語ではPart?time job(パート・タイム・ジョブ)と訳されますが、ドイツ語でArbeitと言えば労働全般を指しますので、外来語となった日本でのアルバイトとは意味合いが違います。
日本語でいうアルバイトはドイツで「Job(ジョブ)」と言い、こちらは英語からの外来語になります。
辞書を引くと学業や本業のかたわらに行う仕事であると書かれていることがよくありますが、「アルバイト」と「正社員」の区別は慣習的なもので、企業側がそのように呼び分けているだけで、これは「パート」と「アルバイト」の区別に関しても同じことが言えます。
法的にはどちらも労働者であることに変わりはありません。
違いは労働する時間や契約期間だけなので、アルバイトでも、年次有給休暇をはじめとする労働者としての権利を行使することができ、会社が正社員に提供する福利厚生などの対象になります。
実態として労働者権利の行使や福利厚生などの対象とされないことが多いのは、アルバイトの雇用側である会社の方針として対象外にされていることによります。
なお、このような格差の状況に対しては、自分は正社員ではなく、アルバイトに過ぎないから、と言って諦めないことが大事である、というような意見も出ています。
ちなみに年次有給休暇とは、労働基準法第39条で規定されている制度で、雇用側から労働者に与えられる休暇のことで、その休暇に対して使用者は賃金を支払う義務があります。
有給休暇、年休、有休などと省略されて呼ばれることのが一般的ですので、正式名称で「年次有給休暇」と言われると戸惑う方もいらっしゃるかも知れません。
有休は将来的には、ホワイトカラーエグゼンプション対象労働者に対する適用が注目される制度である、と言われています。
就業規則などで定められた、本来の休日以外に給与を貰いながら取得できる休暇ですが、1936年のILO53条条約によって定められましたが、日本では戦後1947年に労働基準法が定められたことによって導入されました。

